今朝の朝ドラ「あさがきた」や前作の「まれ」でわかったことは。

田舎や農業も捨てたもんじゃないということ。

自己破産や夜逃げ、どうにもならないときに田舎や農業がある。

そして、けっこう楽しい。お金もいらない。

そうなればTPPも恐れることはない。

農家がやることは住み込みでの農業体験希望者を募ること。

お金の代わりにもらえるのは採れたての農作物。

都会の暮らしに身も心も疲れ果て、正社員にもなれないとなれば、

田舎で農業をやるのがベスト。

そう考える人が増えてもおかしくない。

惣兵衞が生のにんじんにかじりつくのを見て、健康的ではないか。

医療費も削減できるのではないだろうか。

と思った人も多いだろう。

農家にとってもメリットがあって、

後継がいなくても、誰かがタダで農業をやってくれる。

海外から時間をかけて届く農作物より採れたての農作物の方が断然、価値がある。

もう一つもメリットは労働者が農業に流れれば、

労働環境も良くなる。

非正規社員が増えているのは、労働力が簡単に確保できるから。

企業にとって安く労働力が手に入るなら、割高な正社員を雇う必要はない。

経済的には合理的な考えで、国会で政治家が何と言おうがそれが企業の論理。

そうなれば貧乏人の選択肢は政治や企業に期待するのはやめて、

農家に飛び込む。

「TPPでうろたえている農家を助けてあげよう。」

そういったスローガンを掲げて、非正規労働者とはおさらば。

そうなれば企業も人手を確保するために、

正社員を増やすか、賃金を上げるかするでしょう。